東日本大震災により、日本中が深い悲しみと混乱に見舞われました。
まず、2009年8月はじめ、斎藤葉ハープコンサートが開催された、
南相馬の状況に、深く胸を痛めています。
南相馬市民会館「ゆめはっと」のお客様、関係者の皆様のことを毎日祈っております。
今は、祈りを込めて音を発しながら、素晴らしい会館「ゆめはっと」の施設機能再開を、
被災地の復興を願って止みません。
2月ごろより、長年レパートリーにしているハープの名曲「ひきしお」を、
友人でジャズピアニストの国府弘子さんのアドバイスも得ながら、
斎藤葉バージョンの、やや力強くドラマチックな「ひきしお」にアレンジし直し、
3月15日の中央区平和コンサートで発表するため準備していました。
残念ながらこのコンサートは当日午後に中止決定となりました。
地震直後は、沢山の尊い人生を奪った強烈な引き波を連想させるこのタイトルは、
もう弾けない、と、私自身演奏が手につかなくなりました。
しかし、段々と気迫がみなぎり、本来は美しく優しい海に囲まれた日本、
私たちが大好きな海を思い起こすため、「Ebb Tide〜ひきしお/海への祈り」として、
折に触れて積極的に演奏していきたいと思っています。
ソロ曲以外に於いても、セッションや録音作品中のワンフレーズであったとしても、
癒しの楽器として、何千年もの時を経てきた楽器「ハープ」の音色の力を信じ、
また弦をかきむしりたい様な慟哭の気持ちや祈りの気持ちを音に託しながら、
前進していきたいと思います。
斎藤 葉
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